【就労移行支援事業所】welbeの1年間の利用スケジュールと流れ・計画性を持って有効に利用しよう【感想】

今回は就労移行支援事業所「welbe」で過ごした私の1年間の流れを紹介していきます。

就労移行支援事業所とは障害者を対象にした福祉サービスの一つで、障害を持った方が就労するために必要な力を身につけるために訓練をする場所で、welbeは日本全国に100以上のセンターがある大手の事業所です。

就労移行支援事業所の利用は最大2年間という限度があります。
2年というリミットを無駄にしないためにも、ある程度の利用の流れを知っておくと良いでしょう。

人によって障害内容や家庭状況、金銭状況などで流れは変わってきますので、参考程度に見ていただければ幸いです。

welbeでの1週間の流れと訓練カリキュラム内容

welbeではいくつかのカリキュラムがあり、学校の時間割形式で1週間これを繰り返していきます。
welbeのカリキュラムは大きく分けると以下の様なものでした。

  • コミュニケーション
  • ビジネスマナー
  • グループワーク
  • パソコン訓練
  • 軽作業

参照:「カリキュラム|障害者就職支援のウェルビー

私の様にコミュニケーションやグループワークが苦手な方は初めのうちは見学などで雰囲気を見るところから始めることも可能ですし、土日に開所しているセンターもある様です。

私がwelbeで過ごした1年間の流れ

何ヶ月後までに就職しないといけないのか、それまでに何をするのかを担当スタッフとの面談で話し合い、3ヶ月ごとの行動目標を組んでいきました。

1〜3ヶ月:まずは通所事態に慣れる

私の最初の目標は
①週3日、午前のみの通所で慣らして行く
②welbeの環境に慣れる
③各プログラムを体験・見学する

最初は午前10時〜12時までの通所を週3日からスタート。
曜日は月〜金で週ごとにバラバラに通所し、各プログラムを見学するなど慣らしていくことから始めました。

私の場合は初めての環境で不安が大きかったため、コミュニケーション系のプログラムはいきなり参加するのではなく、見学するところから始めました。

スタッフの方と話し合って決めていくので、生活リズムが整っていない方は午後からの通所で慣らしていくことも可能ですし、私の様に最初はプログラムに参加せず見学することも可能です。

②4〜6ヶ月:通所日数や時間を増やして徐々に生活リズムを整えていく

ある程度決められた日程で通所し、環境にも慣れてきたら利用時間を増やしていきます。
いきなり週5日の終日利用とするのではなく、徐々に活動時間を増やしていきます。

他にも働きたい職種や必要な能力などをスタッフの方と相談するなど、今後に向けた話を少しづつ進めていきました。

また、これぐらいの時期から自分にできること、できないことがはっきりとしてきました。
人と比べてできないことがあると通所自体が辛くなる時期ではありましたが、後々の応募書類の作成や面接対策のネタにもなるので、体調を上手くコントロールできるようスタッフの方と相談しましょう。

③7〜9ヶ月:就職活動の準備をしていく

ハローワークの求人情報を検索しながら応募書類の固定欄を埋めたり、スタッフの方を相手に面接練習をしていきます。
障害者雇用での応募の場合は自分の障害をもう一度把握し、配慮事項や自分の障害内容を記載した書類を作成する必要があります。

③11〜12ヶ月:企業に応募し内定をもらう

私の場合、就職活動を始めてから約1ヶ月半で内定をいただきました。
この間は求人を見て応募、面接の繰り返しです。
気力・体力を使うので体調管理が非常に重要ではありましたが、ここまで通所を続けて体力的にも精神的にも大きく体調を崩さずにすみました。

まとめ

文頭でも触れましたように就労移行支援事業所は利用期間が最大2年と限られていますし、働くまでの期間など人によって異なるためある程度の計画性が大切になります。

事前に利用する事業所やスケジュールなどを知っておき、ミスマッチを減らせるようにしておきましょう。